【本】「強欲の銀行カードローン」/藤田知也

「強欲の銀行カードローン」/藤田知也

貸金業法によって消費者金融は総量規制をくらっているのに、なぜ銀行のカードローンには総量規制が適用されないのだろう。ズルくね?と常日頃思っていたところでこの本を見かけ、購入。

カードローンって金利が結構エグいし、これが総量規制を免れている理由がさっぱり分からないのだが、本書ではそれをメガバンクや全銀協にぶつけていた。明確な答えが返ってこなかったのは言うまでもない。

これまで「銀行だから(=社会的責任のある堅い職業だから)」というイメージで上手くごまかしてきたかもしれないが、これからはそうはいかない。銀行の経営がどこも厳しいのは周知の事実だし、普通の企業と同じく、ほぼ営利でしか動いていない。どの銀行もこぞって推進するカードローンはまさにその象徴であると感じた。

自分の考えが合ってるか確認しようと手に取った本だったが、それ以外にもカードローンの活用により貸金業の総量規制枠を下げられることや、信用金庫でのカードローンの実態など、知らなかった情報がちょこちょこ得られたのでとても面白かった。

そういえば2年前に住宅ローンを組んだ時、「一時的にお金が必要な時などに活用されては」と組んだその場で関係ないカードローンをしつこく勧誘された。また、ある日の夜はローンを組んだ支店からいきなり電話がかかって来て、カードローンを勧められた(勝手に他の案件で得た情報を使って営業したらダメだろう…)“耳寄りな情報” と銘打ってくるDMはみんなローンの話ばかりだし、本当に恥も外聞もない。なりふり構ってられないんだろう、銀行の中の人も大変だなとは思う。

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