「空中ブランコ」のことはまずアニメで知り、原作が小説だなんてことはかなり後になって知った。これまでは特に原作を読む気は無かったのだが、最近になって急に気になり、読んでみた。
アニメの方がかなり好きだったので、ひょっとすると原作はそれほどでもないかも…と思っていたのだが、小説の方もかなり良い!原作なんだから当然なのかもしれないが、アニメと同じで各話の終わり方が本当に心地良い。
小説の方の「空中ブランコ」を読んでいるが、各話の主人公が上向いて終わる感じはアニメと全く同じでとても心地いい。(むしろ、小説側の一番素敵な点をアニメ制作側がしっかり理解して作り込んでいるというべきか。)話の終わり、脳内でシャングリラが徐々にフェードインしてくるのがたまらない。
— ドルプーダピタル (@regionn) November 22, 2017
↑の呟きにもあるように、小説・アニメともに素晴らしいがもし両方楽しもうと思うのなら、自分と同じ アニメ⇒小説 の順番をオススメしたい。やっぱりビジュアルや音による演出はアニメにしかできないことで、アニメを先に見ておくと小説の中でも不思議と五感が働いてくる。
もちろん小説だけでも十分面白いのだけど、一度アニメの方でメインキャラクター・伊良部(いらぶ)の「いらっしゃーい」という登場シーンを見てから読んだ方が内容に厚みが出ると思うよ。是非お試しあれ。
アニメ版のこの登場の仕方がクセになります。
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