【本】「殺人犯はそこにいる」/清水 潔

「殺人犯はそこにいる 」清水 潔

ツタヤで表紙を見て面白そうだと思い、購入。といっても、上の表紙を見て購入したわけではなく、自分が店頭で見た時にはさらにその上から別のカバーが掛けられていた。それがこれ。(↓)

 


申し訳ありません。から始まるインパクトある表紙。


主張は裏表紙まで続く。相当な熱量を持った書店員の声――。

どうやら記載のさわや書店にて本のタイトルを敢えて隠し、上記のオリジナルカバーをかけて「文庫X」という形で売りだしたら大ヒット、そこから各書店でもこのカバーをかけて売るようになったという流れらしい(ちなみに自分はツタヤで買った)他の文庫本と並べんでいると、遠くからみても明らかに「異質」で「凄み」があった。このカバーじゃなかったら視界にすら入らないだろう。

最初この表紙につられて本を手にした時、まず本の厚さにたじろいだし、中を開けてみて真のタイトル「殺人犯はそこにいる 隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件」にもビビった。明らかに普段の自分が読むようなタイトルじゃない。いや、正確に言うと普段本を読まない俺がいきなりこんな重そうなの読めない。レジに並びながらもそう思っていた。

だが、読んでみればあっという間。人の生死が出てくるノンフィクションにこんな表現をしていいのか分からないのだが、“本当に面白い” ページをめくるごとに自分がどんどん感情移入しているのが分かる。やりきれない思いやふつふつとした怒り、時には“やったぞ!!”という達成感が胸のうちに押し寄せてくる。ここまでハラハラしながら読んだ本なんて今まで無かった。

ページ数なんて全然問題じゃない。ここ数年で1番面白く、引きずり込まれる作品だった。誰が読んでものめり込めると言い切れる。けど…俺自身が、誰か一個人に面と向かって勧めるのは色々と躊躇うかなぁ。内容が内容だけに。のめり込み過ぎると途中 “警察なんて大嫌いじゃあ!!” となりそうだし、話のいくつかは怒り収まらぬままに終わるしね。

うん、勧めるのはやめよう。借りたい人は、俺ンとこに借りに来て。

「【本】「殺人犯はそこにいる」/清水 潔」への1件のフィードバック

コメントを残す